ギターの音に乗せて、この音が届く限りの人へ言葉より優しい「ありがとう」を伝えたい。Mistletoe Music School 代表/Guitarist 山田忍ブログ

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正の連鎖が上達の鍵

2012 - 07/31 [Tue] - 16:16

指板にシールを貼った生徒様のギターをご紹介したので、
「音を見る」ということについて書いていきます。

技術的にもしっかりしていて、
知識も身についていて音も分かるのに、
ギター上で音が見えない・・・・
だから壁が超えられないという方は少なくありません。

指導したその時は皆さん分かっているのです。
例えばレッスンで3弦10Fは「ファ」の音だと言えば、
1,2分の間は誰しも覚えています。
でも、他の内容を練習し、意識が別にいくと
3弦10Fは3弦10Fとしか認識されていないのです。

3弦10Fが「ファ」と理解され、
指板上の全ての音が、いつでも音名として認識された時、
きっと次のレベルへの扉が開くでしょうね。
ハイスペックのCPUが頭に搭載される感覚です。
色んなことが出来るようになります。

この問題を解決されず、いつまでも古いスペックで頑張るから、
新しいことが難しく感じるし、なかなか処理も出来ないし、
何回やっても、同じようなミスばかりしてしまいます。
次のレベルへ進むたまに音を見てラインを演奏しても(新しい見方)、
すぐに形として、指の動きで把握しようとする(古い見方)のが原因。

ミスが一向に減らず、次第にはフリーズして、
やる気も無くなってしまうわけです。
レッスンでは、この問題のために「あぁ・・・勿体無いな」と
思うことがとても多いです。


「だったらなんとかしろよ、おまえは講師だろ!」と自分で思います。


もう4年ぐらい前から、事あるごとにこの問題を改善する良い方法がないか?
生徒を実験台にして・・・いやいや、生徒さんの改善を願って(笑)
色々試しているのですが、ご本人の「音を把握しようとする意識」と
継続した譜読みのトレーニングなしでは非常に厳しい問題なのです。
継続した練習をしてもらえるような、テキストを作成しかけた状態で、
実は放置してしまっているのであります。
試しては行き詰まり、試しては行き詰まり。

大きな問題点は、
1)ギターの指板上に同じ音が何か所も存在すること、
2)指の構造上、厳しい運指があること
3)モチベーションを維持出来る程、魅力的な内容にするのが難しいこと


音が把握されれば、演奏する度に音への意識がされ続けるために
ギターを弾くだけで、どんどん深い理解へと繋がっていき正の連鎖が起こります
だから、ギターから数週間離れない限りは1度、音が見えるようになった人が、
突然、音が見えなくなるということは、ほとんどありません。

更に、その音がコードに対する何度かがすぐに把握出来るようになったら
もっと多くの事が瞬時に把握できるスーパーコンピューターが
頭の中に出来上がります。
それも、また正の連鎖となり、「ドのオクターブ上はド」というのが、
多くの学習者にとって極めて当然の事として把握されているのと同じように
コードに対する度数が「当然」に思えてくるわけです。

それは指板の音の理解に始まり、コードからの度数、
スケール内容から調号にまで影響を及ぼします。

例えばレッスンではアドリブソロを書いてもらう機会があります。
これは、生徒にソロのアプローチを理解してもらうだけではなく
自分の弾いている音が何の音かを把握し、譜面に落とすことで
指板を理解してもらうわけです。

その書いてもらったソロを私は初見で演奏し、修正していくわけですが、
例えばD7コードで、特に半音階を使用せずにGb音が書いてあったら、
私は違和感を感じるわけです。
音は合っているんですよ。でも、コードとの繋がりが意識されていないから、
Gbと書いてしまうわけですから、その生徒の問題点が見えてくるわけです。

生徒には何度も説明していますが、
CM7も、Cm7もC#m7b5だって、
全部私の中ではドミソシなんです。
Cm7でミとシがフラットすること
C#m7b5でドが#すること、
そんな変化している音が「当然」に思えています。

Cm7なのに「ミ」が出ていたら、
「ミのナチュラルなの?」と違和感を感じるわけです。
Bキーなのに、ここの「ファ」は#してないの?とか。
そんな意識で譜面を見続けることで、
頭の回転をどんどん上げていってくれます。

アドリブ学習初期の段階ではこの「正の連鎖」を築くことがもっとも大切であり、
上達ペースに大きく関わってきます。

そんな、スーパーコンピューターを作りあげることは即興演奏をする上では
非常に大きな助けとなるのは間違いないのですが、
どれだけトレーニングをしても
想像力というか、感覚には叶わないのです。
左脳が右脳のような閃きを得ることは出来ません。
スーパーコンピューターを意識してソロを取っている時は、
調子、体調が悪い時や、間に合わせでソロを弾いている時です。
そんな話はまたの機会に。

最後に、私は今でもTAB譜やダイアグラムは作成します。
指板上に迷路のように配置された音を瞬時に把握出来るのは
やはり素晴らしいのです。
移動ド&固定ドの問題や、理論の問題、アヴェイラブルスケールなど
絶対というものは存在しませんし、人間の耳は理論で説明付かないほど
高度な能力を持っています。

数百人と指導をしてきて、感じるのは
上達が早い人というのは
自分に必要な要素を知り、色々な面の良い所をうまく活用して、
素直に取り組める人のように思います。

私もあと数年、指導に専念する間に
もっともっと指導力を高めなければ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
よく売れるこの本に続編。実践編が出るそうですね。
菅野さんの演奏は少し古い感じのジャズスタイルですが、
フレージング、間合い、構成まで
非常にセンス良く、心地よく、まとめられていて好きです。
節操のない古いスタイルは、私は苦手です。。。


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